明けましておめでとうございます

2025年が始まりました

巳年というのはヘビが脱皮するように皮を破るという意味もあり
新しいことが始めるには良い年だそうです
一歩二歩踏み出して様々なことに挑戦していきたいと思います

個人的な話ですが
茶道の習い事をはじめて一年が経ちました
新年最初の初釜は蓬莱山飾りという飾りつけをして
皆が健康に一年を過ごせますようにとの願いを込めて用意をしました

「見立て」　という言葉がありまして
物を本来のあるべき姿ではなく別の物として見る
という意味だそうです

初釜の蓬莱山飾りもすべての用意をするのは難しいので
アワビを黄色い折り紙で「見立て」たりといった工夫をしています

少し前の話ですが
お点前で使用する水差しという水を入れておく蓋つきの器を
フィンランドのARABIAという陶器の器に漆の蓋を付けて水差しに見立てていました
(写真左の器)

「代用」　ではなく　「見立て」　
言葉の違いですがとてもステキに感じます

決まりごとの多い茶道の世界も
実は臨機応変で難しいことでもないのかもと最近は思うようになりました

日々の生活の中で億劫に思うことも
言葉のとらえ方を変えたり気持ちの持ち方を変えようとするだけで
いい方向に進んでいくように思います
言葉も行動もステキでいられるような一年にしたいです

新しい年に皆さんは何を始めますか
この一年が実りある素晴らしい年になりますように

来栖